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鬼の悲しい過去と共感できるストーリー:『鬼滅の刃』の敵キャラを読み解く

  • 執筆者の写真: Ka T
    Ka T
  • 2024年9月11日
  • 読了時間: 5分

『鬼滅の刃』の魅力のひとつは、敵として登場する鬼たちのキャラクターに、単なる悪役ではなく深い背景と悲しい過去が描かれている点です。鬼殺隊と戦う鬼たちは、かつては人間であり、それぞれが抱える悲しみや苦しみを経て鬼になっています。今回は、オサム漫画が鬼たちの過去に焦点を当て、彼らの背景にあるストーリーを読み解きながら、共感できるポイントを探っていきます。


1. 累:家族に愛されたかった孤独な少年

那田蜘蛛山編で登場した十二鬼月の下弦の伍、は、自らの力で「家族」を作り、家族の絆に執着していた鬼です。累が求めたのは、かつて自分が失った家族との愛でした。彼は病弱な子供であり、鬼舞辻無惨に鬼にされたことで強さを手に入れましたが、親が彼を拒絶した過去に深く傷ついています。

累はその孤独から、強制的に家族を作り、絆を維持しようとしますが、そのやり方は歪んでおり、恐怖によってしか家族を束縛できませんでした。炭治郎が家族を大切に思う気持ちに触れた瞬間、累は自分が失ってしまった本当の家族の愛を思い出し、その悲しみが表現されます。


オサム漫画がこう思った!累は、家族への思いが強すぎて鬼になったことで、その愛が歪んでしまったんだよね。炭治郎と禰豆子の絆を見て、自分が求めていた本当の家族愛を再確認する姿が切なくて、彼の苦しみが胸に刺さった。


2. 玉壺:認められなかった芸術家の苦しみ

上弦の伍である玉壺は、鬼としての恐ろしさが際立つキャラクターですが、彼の背景には人間として認められたかったという芸術家としての苦悩があります。玉壺は、幼い頃から周囲から見下され、誰にも認められなかったことで強い劣等感を抱いていました。彼が鬼になった後も、芸術家としての完璧さを追い求め、その狂気じみた作品を作り続けましたが、心の底では自分の価値を認めてもらいたいという願望に囚われていたのです。

戦闘中も、彼の作る壺や彫刻に対して炭治郎たちが全く評価しないことに激怒する姿が描かれており、彼の悲しみと苦しみが垣間見えます。


オサム漫画がこう思った!玉壺の狂気は、彼の心の中にある認められたいという強い孤独感が原因なんだよね。彼の芸術に対する執着が人間的な弱さから来ているのがわかって、ただの悪役とは言えない複雑なキャラだと感じた。


3. 魘夢:夢の中に逃げ続けた男の悲劇

無限列車編で登場した十二鬼月の下弦の壱、魘夢は、夢を操る能力で炭治郎たちを苦しめました。彼が使う夢の力は、相手を一時的に幸せな幻の中に閉じ込め、現実から目を背けさせるというものです。魘夢自身も、苦しい現実から逃れるために夢の世界に安らぎを求める存在であり、彼が人間であった頃も、満たされない人生を送っていました。

魘夢の過去には、現実の厳しさに耐えられず、夢の中でのみ幸せを感じようとする姿が見え隠れしています。彼の夢の世界は、現実を否定し、逃げ込む場所でしかなかったのです。しかし、炭治郎の強い現実感覚と家族への思いによって、魘夢の夢は破られ、彼の弱さが露わになります。


オサム漫画がこう思った!魘夢は、夢の中でしか幸せを感じられないほど、現実に絶望していたんだよね。炭治郎が現実と向き合って戦う姿が、彼の真逆に位置する存在で、彼の悲しい弱さがより際立った瞬間だったと思う。


4. 妓夫太郎と堕姫:愛と憎しみに満ちた兄妹の物語

遊郭編で登場した上弦の陸、妓夫太郎堕姫の兄妹は、かつては人間として貧しい生活を送っていました。妓夫太郎は、容姿の醜さや貧困のために周囲から差別され、妹の堕姫(梅)を守りながら生きてきました。しかし、妹が美しさを武器に出世しようとするも悲劇的な事件に巻き込まれ、二人は絶望の中で鬼になります。

彼らの物語は、兄妹の強い絆と、鬼としての力に囚われた悲しさが色濃く描かれています。特に、炭治郎たちとの最終決戦で、妓夫太郎が妹を思いやる姿が描かれ、彼の心の中にある人間としての愛が浮き彫りにされました。鬼となった後でも、兄妹の愛情だけは失われることなく、最後の瞬間まで二人は共にいました。


オサム漫画がこう思った!妓夫太郎と堕姫の兄妹愛は、炭治郎と禰豆子の絆と対比されていて、すごく切なかったよ。二人が選んだ道は悲劇的だけど、兄妹の絆は最後まで強くて、彼らの苦しみがリアルに感じられた。


5. 半天狗:逃げ続けた男の末路

上弦の肆である半天狗は、恐怖と逃避に満ちた鬼です。彼の過去は、罪を犯しながらも自分の行為を正当化し続け、責任を逃れようとする卑怯な人間でした。彼は常に弱さを隠し、他者に責任を転嫁し続けてきましたが、鬼となった後もその性格は変わらず、逃げることしかできない存在でした。

彼の能力である分裂は、彼の弱さを象徴しており、強い鬼でありながらも恐怖に駆られている様子が描かれています。半天狗のキャラクターは、逃避し続けた結果としての孤独や、責任から逃げることの悲しさを体現しています。


オサム漫画がこう思った!半天狗は、自分の弱さを直視せずに逃げ続けた結果が、鬼としての悲しい末路に繋がっているんだよね。彼の分裂する能力も、彼の心の弱さそのものを象徴していて、見ていて痛々しい。


まとめ

『鬼滅の刃』に登場する鬼たちは、ただの敵ではなく、かつては人間として苦しみ、絶望に囚われて鬼になった存在です。彼らの過去には、それぞれが抱える悲しみや苦悩があり、それが物語をより深く、共感できるものにしています。オサム漫画としては、鬼たちの悲しい背景を知ることで、彼らとの戦いが単なる善悪の対立ではなく、人間の弱さや苦しみを描いた感動的な物語だと感じます。

彼らの悲しみを知ることで、炭治郎たちの戦いの意味も一層深まるように思います。

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